Twitterサードパーティ製クライアントソフトの終焉の話

今月、観測範囲内外で激震が起こったTwitterサードパーティ製クライアントのAPI締め出し、私もTLを追いかけるメイン武器がTweenだったので影響大だった。
Tweenが使えなくなってから少しの間はOpenTweenが使えたのでそちらに移行していたが、1/21にはこちらも使えなくなり、長く馴染んできたTwitterの使い方が大きく変わるのを感じている。


私がTwitterを始めたのは2009年8月。当時のTwitterサードパーティ製クライアントソフトから利用するサービスというイメージで、恐らく古いユーザほどそのイメージが強く、クライアント探しがTwitterの楽しみの一つみたいなユーザも多いのではないかと思う。


今日はこれまで自分が使ってきた中で特に思い出に残っているクライアントソフト(アプリ)について、思い出しながら書いてみます。

 


■各クライアントの思い出(なんとなく時系列順)

 

・TweetDeck
多分最初に触ったクライアントだった。横方向にタブを増やしていくタイプで、UserStreamを愛用するようになるまでは結構使った気がする。


・Tweetbot
多分iPhone用に最初に使ったクライアントだと思うのだが、違うかもしれない。あんまり覚えてない・・


・Yorufukurou(夜フクロウ)
MacBook Proで利用していた。MBPは2012~2018年くらいの時期の作曲用が主用途だったので、夜フクロウを使うのはMBPを持ち帰っている帰省中くらいだったかもしれない。
このMBPはSSDに換装後、どんどん調子が悪くなってしまった。悲しい思い出が夜フクロウを通して蘇ってしまった・・


・Osfoora HD
iPad用のクライアント。外観が好みだった。


・メ・ガ・ネ!メガネケ・エ・ス!(メガネケエス)
IS01ユーザ御用達のクライアント。名称のインパクトもすごいが、とにかく端末特化の外観をしている。Twitter中毒者だった頃は、出先ではIS01でUserStreamをONにしてこれを表示させつつiPhoneからツイート、というスタイルで楽しいTwitterライフを送っていた。


・Tween、OpenTween
後述するTheWorldと並んで一番付き合いの長いクライアント。最初の印象は「Windows上で動くメガネケエス」といった感じで、TLを追うのに適しているので重宝した。UserStreamが使えなくなってからはAPIの許す範囲で定期的にツイートを取得する運用になったが、それでも「1ツイート1行」というスタイルは1画面内に表示できる情報量が多いので他には無い魅力がある。

TweenとOpenTweenは別のソフト(後者はオープンソースで作られたTweenの派生ソフト)で、Tweenでトラブルがあった時はOpenTweenを使用するという付き合い方をさせてもらった。


・Echofon
結構長いことサブ使いをしていたクライアント。iPadアプリの利用以外にPCのFirefox上のアドオンで利用。画面内の専有スペースが小さくて良かった。


・SOICHA
TheWorldで置き換えるまで長いことiPhoneでメイン武器だったクライアント。
前身のTweetMeからの利用だったと思うが、覚えてない・・


・MateCha
Android用のメイン武器としてここ数年入れるようにしていたクライアント。しかし出先でのツイートはほとんどiPhoneからなので、iPhoneを忘れた時くらいしか出番がなかった。


・TheWorld
iPhoneでのメイン武器。文字入力時のフリックで左右1文字移動の機能、カスタム性のよいリストタブ表示など、あったらいいながとてもあるクライアント。表示ツイートに対するリプライの取得が残念なところもかわいい。


他にも色々そこそこ使っているクライアントがあったはずだけど、名前ごと忘れました。

 


■最後まで現役だった利用クライアント

 

今月のサードパーティ締め出しまでに現役で使っていたソフトとしては、Tween&OpenTween、TheWorld、MateChaとなる。
エントリの関係上サードパーティ製クライアントの話のみしているが、上記と公式のWebクライアント、iPhoneクライアントを併用している。

 


■クライアントソフトが単一になることは寂しいこと

 

Tweenを始め各クライアントソフトでは、ツイートがどのクライアントから出力されたか(via 何々)を表示するので、長年フォローしている馴染みのユーザはクライアント名と紐付いて印象に残ったりすることもある。
(Tweetlogixは誰、Featherは誰、etc)
公式はvia表示をひっそりと止めてしまったようなので、こうしたささやかな楽しみも終わってしまった。
そもそもvia表示を眺めるのもTweenのように1行1ツイートの表示でviaまで出るから見ていたのであって、わざわざ投稿元クライアントを見るために1ツイートごとに詳細表示を見に行くわけでもないが。
Twitterの多彩さはクライアントソフトの多彩さで、via表示からそれを感じられるという風情が無くなったことは、色彩を失ってしまった世界のようで寂しい。

 


■終わりに

 

センチメンタルなエントリーになってしまった。
長いこと親しんできたTwitterサードパーティ製クライアントソフトの世界とさよならするのは、それなりに喪失感があります。
これまで色々な便利や楽しみを与えてくれた各クライアントソフトの作者に感謝。


以上です。