すっかりブログサボりさんになってしまったが、自分で自分を許したい。
今年もSpotifyのMy Top Songsプレイリストが届いたので内容を見て1年の嗜好を振り返っていく。
プレイリストはこちら。
2024年が贈る最大のプレゼントは間違いなくFrost*の新作アルバム「Life In The Wires」のリリースだった。
シングル曲が先行配信されていたことも手伝って、全体ランキング1位が『Life in the Wires, Pt. 1』となったが、改めてこのアルバムの前半1~5曲目までの統一感、密度、疾走感、彩り、全てが5つ星で、傑作アルバムだと感じている。
何度も聴く中でさすがに中盤部分(『School』~『Propergander』あたり)は失速している感じがあり完全無欠の作品ではないと思っているが、『Moral and Consequence』『Life in the Wires, Pt. 2』で再び熱を帯びて盛り上がっていき、憂いを帯びつつ壮大に締めるラストトラック『Starting Fires』の終盤の3曲の出来栄えは本当に素晴らしい。
なんだか「Life In The Wires」のレビュー回みたいになってしまった。
アルバム関連では、トゲナシトゲアリのアルバム「棘アリ」、DEZOLVEの新アルバム「Asterism」もリリース後周回していた。
特に「棘アリ」の『偽りの理』『理想的パラドクスとは』はアレンジが素晴らしく、単曲単位でもよく聴いていたのでランキング上位に突出したのかと思う。
去年は「ぼっち・ざ・ろっく!」の劇中バンド「結束バンド」のアルバムを年末年始でよく聴いていて、あれも素晴らしい曲が多かったのだが、やはり個人的にはキーボードがいないと寂しい、というのもあって、トゲナシトゲアリはしっかりアレンジにも演奏にもキーボードが重点的に絡んでいるのがここすきポイントである。
DEZOLVEは『Scroll』が上位に来ているが、これはVarraの『Buggo II』に似てるなと思って何回も確認してしまったというところで、あまりいい聴き方じゃなくて申し訳なかった。
作品に不満があるわけではもちろんなく、「Asterism」はバカテクで彩り豊かで素敵なアルバムです。
単曲ピックアップとしては、「ブルーアーカイブ The Animation」のED曲『真昼の空の月』、学園アイドルマスターの曲『コントラスト』、Dirty Loopsの『Run Away』をよく聴いていた。
『真昼の空の月』のシンセで形作られる、遠くに景色が見えるような空気感はすごい。
『コントラスト』は変拍子の使い方も含め、アレンジが凝りすぎている。今のところ学園アイドルマスターで一番好きな曲。
『Run Away』はEP「Beagle」からのシングルカットだった。この時期は自分の注目作品のリリースが重なってEP自体は周回できなかった気がする。
サウンドトラック関連では、ブルーアーカイブのOST Vol.5、Vol.6をよく聴いていたので収録曲が多数上位に来ていた。
ロリコンなので『Usagi Flap』を聴きすぎている。
また、Spotifyの振り返り動画でよく聴くアーティストとして「塞壬唱片(アークナイツの開発会社Hypergryphが楽曲を公開しているwebサイトの名前らしい)」が上がっていた。
アークナイツ関連楽曲は、有志のプレイリストで上から順に聴いて気になった曲をピックアップしている段階で、曲単位で周回できていないのでMy Top Songsプレイリストに入った曲は無かったが、『Towards Her Light』や『Heal the World』は素晴らしかった。
というかサラ・オレインとかKevin Penkinの名前をアークナイツの楽曲で見るとは思わなかった。
恐らくは視聴時期の関係でプレイリスト入りしなかったと思われるアーティストはLee Jin Ah(イ・ジナ)。
知ったきっかけは11/23に韓国のブルーアーカイブ公式チャンネルでライブ配信されていたイベント「Sound Archive Festival with Galaxy Store」で、『夢路の花』含め3~4曲弾き語りしていたのだが、歌もピアノもバチクソに上手かったため、出番が終わってから出演アーティスト一覧を探したり慣れないハングルを検索したりして、どうやらこの人らしい、と見つけることができて、作品やライブ映像を最近漁っている。
最新アルバムの「Hearts of the City」を特に聴いているが、コンテンポラリーなジャズ・フュージョン基調のポップスに落ち着いた佇まいのボーカルが乗る感じで、曲調も幅広く、いい作品となっている。
最後に「なんか気になった2024」のプレイリストも貼っておきます。
アルバムをライブラリに追加した時はこのプレイリストに追加するのは忘れていたりして、今年はちゃんと運用できていたか怪しい。
2025年も、付き合いの長いアーティストの新作や、知らなかったアーティストの作品とたくさん出会いたい。
長いエントリーをお読み頂き、ありがとうございます。
以上です。