どこで書こうか迷ってるうちに時効なネタ

今日の日記はNBAorバスケに興味がある、もしくは見ている人向け。


世間ではWC真っ盛りな中、恐らく多くのアメリカ人はWCそっちのけで観戦していたであろうNBA Final。
今年の優勝はHEATで決まったのですが、このチーム90年代からのNBAファンにとって興味深いネタがあります。
1992-93シーズンのルーキーにして当時の新人王Shaquille O'neal(SHAQ)、
同年のルーキーにして僅差で新人王になれなかったものの、他の年なら新人王間違いなしのAlonzo Mourning。
今年のHEATは大改造を施され、この二人が同時に在籍してシーズンを過ごしたのです。
二人のルーキーシーズンの成績を載せておきます。選手名にnba.comへのリンク。


92-93シーズン成績 SHAQ Mourning
出場試合数(うちスタメン試合)81(81)78(78)
平均出場時間(max 48min)37.9 33.9
平均リバウンド数13.910.3
平均ブロック数3.533.47
平均得点23.421.0


この二人のルーキーシーズンの成績は、どちらも新人王の名に恥じぬものでしたが、
その後SHAQはNBA最高のセンターとして現在まで君臨し、LAKERS時代3度のチャンピオンリングを獲得。
一方Mourningは腎臓移植手術と2度の引退という波乱をくぐり抜けるが、未だチャンピオンの経験はありませんでした。


そんな彼も今年ついに熱望のチャンピオンリングを獲得。腎臓移植の記事もカムバックの記事も当時の日本の新聞でも目にするほど、有名な話です。
NBAにはギリギリまでプレイしてついにリングを獲得した選手もいれば、獲得できなかった選手も多いです。
90-91年のルーキーにしてこの年までリング無しのガード、Gary Paytonもついに、念願のチャンピオンリング獲得。
この二人には心から祝福を送りたい。
Paytonは今回の優勝にこんなコメントを残しています。(和訳)
「16年間、たったひとつのリングを獲得するために必死で働いてきた。そして今、ひとつ獲得できた。そしてこれは……最高だ」
多くのNBAプレイヤーにとってリングとはこういう存在。彼もまた長くNBA史上屈指のポイントガードとしてプレイしつつも、リングとは縁の無かったプレイヤーなので本当に嬉しいと思います。


SHAQは近年ますます優勝請負人の貫禄がついてきましたが、Finalを決めたのはガードのDwyane Wadeでした。
彼は今年のNBA Final MVPを受賞すると共に、世界中で「今最もマイケルジョーダンに近い男」という評価を受けました。
ここ最近ネクストジョーダンと言えばCAVSのLeBron Jamesと言われてましたし、彼にも十分にその資格はあると思いますが、やはりFinalとなると舞台の大きさが違います。
ルブロンも次のPlayoffでは是非Finalへ!


そんなわけで今年のNBA Final、MAVSの2勝からHEAT怒濤の4連勝。実力伯仲の良いFinalでした。
ルーキーシーズンから応援していたJason Williamsもこれで初のリング。おめでとう!