ABEMAトーナメント2024ドラフト会議、羽生九段の行方の話

(行方は「なめかた」ではなく「ゆくえ」になります)

 

ABEMAトーナメント2024のドラフト会議が4/27に放送される。
チーム戦となった第3回大会以降、羽生九段が「指名される側」に回るのは今大会が初めてであり、当記事では「1巡目指名で羽生九段がどれだけ指名されそうか」を予想してみる。
2巡目など予想するだけ野暮である。必ず1巡目で指名される。

 


■羽生九段を指名しそうなリーダー
菅井八段、中村太地八段、豊島九段、広瀬九段、永瀬九段

 

・菅井八段、豊島九段は以前の大会で実績のある関東所属ベテランの指名を行った経験がある。
・中村八段は以前指名された縁もあり、同じ関東所属。指名の可能性は高いと考える。
・広瀬九段は過去には独自性重視の指名が多いが、基本的に競合を厭わず強いチームを作る傾向がありベテランの指名も嫌がっていなさそう。
・永瀬九段といえば藤井七段(当時)を指名した印象が強い。これまで基本的には若手の指名が多かったが、基本姿勢として強い棋士の指名を優先しており羽生九段の指名の可能性は十分と考える。

 


■羽生九段を指名しなそうなリーダー
渡辺九段、斎藤八段

 

・渡辺九段は羽生九段に対しては好敵手としてライバル心が強そうに感じられ、またベテランの指名歴がなく若手主体のチームを考えていそう。
・斎藤八段は既にドラフト会議に向けたインタビュー動画を見てしまい、一本釣りになりそうという内容から羽生九段の指名は無さそう。

 


■どちらとも言えない
藤井八冠、佐藤天彦九段、佐々木八段、稲葉八段

 

・藤井八冠が羽生九段を指名したら、それは第3回大会で惜しくも実現しなかったドリームチームとなる。地元優先のチームを組みそうで、指名の可能性は低いと思われるが、毎年指名の傾向をガラっと変えている点もあり、個人的には是非競合覚悟で指名してほしい。
佐藤天彦九段は毎年独自路線の指名かつ、若手主体。ただ近年振り飛車主体でファンを楽しませているキャラクター性から、チーム作りもファンを沸かせる方針かもしれない。
・佐々木八段は若手棋士との広い付き合いが指名にも影響すると思われるが、地域対抗戦で同じチームだった羽生九段の活躍ぶりが頭にあり指名する展開は十分考えられる。
・稲葉八段はインタビュー動画を見るまでは指名しなそうと思っていたが、実績のあるベテランの指名を匂わせる内容だったので指名もあるかも。ただ関東所属棋士の指名歴は少ない。

 


上記のように予想してみた。
2023年の羽生九段がフィッシャーでどれだけ活躍したかは全リーダーが知るところだし、過去最大級の競合が発生しても不思議は無いと思っている。
ドラフト当日が楽しみだ。

 

 

 

以上です。