古き良きKansas

先日購入したKansasの「Two for the show」、1977-1978の3つのツアーを収録したライブアルバムです。

Two for the Show: 30th Anniversary Edition

Two for the Show: 30th Anniversary Edition

1978年にリリースされた同名のアルバムの、リリース30周年記念盤2枚組。ライブアルバムのリリースから30年現役というだけでもスゴイが、このライブの緻密な演奏力といったらもう、1日中流しっぱなしにしたい、むしろしている、くらいの力を持ってます。選曲もまさに当時のベストです。
30年前にリリースされたCDは、収録時間の関係から「closet chronicles」がカット。(LP盤2枚組は収録)しかし、本作では2枚組CDとなり、該当曲の収録はもちろんのこと、CD2には未収録ライブ演奏がもりもり入ってます。


1.Song for americaから2.Point of know return、出だしからなんたる名盤、というしかありません。


ジャケットの二人は、掃除のおばちゃんです。演奏中掃除しててまともに聴けてない二人のためのショウって感じでしょうか。1946年に描かれた「The Charwomen」という、Saturday Evening Postの表紙絵をベースにした絵だそうですが、優しい人柄が出てくる設定ですな。

ノーマン=ロックウェルについて



購入後数日ライナーも読まず、黙々と聴いてきましたが感想を書くにあたって一読、後ろの方に書かれてたこんな文章にハートがウォーミングになりました。以下ダメ訳。
「1978年8月14日、KANSASのライブから帰宅中に交通事故で失明したエルパソ出身の14歳ジョン少年に捧ぐ。KANSASのライブが彼の視覚した最後の体験だっただろうから」


KANSAS、2000年の「Somewhere To Elsewhere」以来、新作アルバムのリリースは無かったと思いますが、是非とも、新しいアルバムを発表してもらいたく思います。Somewhere To Elsewhereも結構好きなので。


それにしても全員素晴らしいのだが、当アルバムのRobby Steinhardtのバイオリン、圧巻です。