James SaMlie

こないだのMステのビデオ見てたら最後に平原綾香が「翼をください」のカバーしてたけど
それのベース聴いて「あぁこれ根岸孝旨亀田誠治かな」と思って調べたら亀田の方だった。
前にキョがまだROやってた頃にIRCでちょっと語ったが二人とも共通点が多い。

・ベースがかなり歌う・音が太い
・お互いcocco椎名林檎という看板アーティストのサウンドの屋台骨
・どちらも俺の好み

最後のはどうでもいいとして二人とも日本ロックにおける名プロデューサだと思う
椎名林檎の1stは日本ロックを代表する名盤。そこに納められてる音の気合いが
伝わってくるようなプレイ多し。シャッフルとイーブンを行き来するドラムが素敵
coccoは抜きんでたアルバムはない(あくまで俺印象)が楽曲単位では素晴らしいアレンジが多い。時にサイケデリックなほどのリバーブを使いつつ音の隙間を埋めるキーボードのアレンジがたまらない。


亀田誠治で思い出すエピソードはクラムボンが1st、2ndと3人の世界で制作していってサウンドが行き詰まり、亀田をプロデューサとして迎え制作した3rdの「ドラマチック」が見事にクラムボンの音世界をクリアにした事。
クラムボンといえば1st2ndからもポップ要素はあったけど、どちらかというとひねくれたポップ感が売りのバンドだと捉えている。初期はシャッフルがほとんどだった
1st2ndはキーボーディストとしても名盤だと思うし個人的にはクラムボンは1st2ndだと思うのだが3人だけの世界は色彩感に欠けていたと思う。
それが亀田プロデュースになった3rdではサラウンド、ロマンチックといったポップ色を明確に押し出した色彩豊かな曲がアルバムに並び、内省的な音世界の恋わずらいもノイズの起用が本当に素晴らしい効果を出していて「絵になる」曲になっている。
そして亀田起用前に完成していたというララバイ サラバイ(とドラマチック)という3人の世界に戻して完結する物語。トータルで選ぶなら間違いなく3rdというほど亀田のこのアルバムへのテコ入れは素晴らしく、キーボードマガジンのインタビューでもメンバーから絶賛されていたのを覚えている。


ちなみにネギボー(根岸)で思い出すのは日本ファルコムイース3のアレンジCDで2曲弾いてて嬉しかった事!編曲は難波弘之なのでSENSE OF WONDER繋がりって事なのかな。


どう見ても竜頭蛇尾に終わった亀田根岸トークでした。本当にありがとうございました。


朝のめざましで平井堅が出てたなぁと思ったら

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