劇場版魔法少女まどか☆マギカ オーケストラ・コンサート浜松公演

去る7月12日に、アクトシティ浜松で公演された『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ オーケストラ・コンサート』を観てきました。
http://www.aim-vil.com/sponsor/madoka-concert-encore/


1週間前くらいから台風8号の進路が非常に気になる展開で、「ワルプルギスの夜やんけ・・・」「ひょっとして当日中止もありかも・・・」と大いに心配していましたが、和歌山沖辺りで名のある魔法少女が勢力を弱めてくれたらしく、当日は晴天の気持ち良い浜松までのドライブになりました。


会場の大ホールでは若干中心から右寄りのS席でしたが、音響は余裕のある感じでなかなか良かったです。

オーケストラの構成がとにかく豪華で、コーラス隊を含めると総勢50人前後いたと思います。
梶浦由記劇伴曲には必須の鉄琴系、パーカッションが豊富で、エレキギターアコースティックギターエレキベース、ドラム、キーボードのバンド隊も完備。


単一の楽器で存在感が凄かったのはハープ、フルートで、音が鳴るとたちまちまどか☆マギカの世界観に浸らせてくれました。


音量バランス面ではエレキギターがやや大きめ、ドラムのキックがほとんど聴こえなかったのは編成的にバランスが難しかったところなのかもと思って聴いていました。


オーケストラは80年の歴史を持つ東京室内管弦楽団で、コンマスを筆頭に余裕のある演奏。
原曲に忠実なアレンジの曲は安心して聴けて、原曲と大きく異るアレンジの曲は心地よい驚きをもって聴くことができました。


このコンサートではコーラス隊はいますがclariskalafinaは不在なので、ボーカル曲は全てインストアレンジされています。
知っていた曲調と大きく異なるインスト化・オーケストラ編曲された「ルミナス」「コネクト」「magia」「ひかりふる」、特にmagiaはホルンによる力強い主旋律と壮大なコーラスをフィーチャーした大迫力の曲に仕上がっていて、フルコーラスアレンジが聴きたいと思う出来でした。

あと「Ave Maria」がピアノ伴奏でなくハープ伴奏になっていたのは素晴らしいと思いました。


プログラムは『劇場版魔法少女まどか☆マギカ』本編の流れにしたがって演奏されていて、短い曲も多かったですがアンコール抜きでも44曲演奏されるという満腹感溢れるものでした。


前篇1曲目のいわゆるキュウべえ営業のテーマ「Sis puella magica!」からつかみはオッケー状態。

序盤のゆったりと流れるような日常曲「Postmeridie」「Clementia」、
上でも書いた「Ave Maria」や「fateful #2」などのハープ大活躍な曲、
コンマスさんの表現力を遺憾なくドヤってくる「deep in grief」「Symposium magarum」・・・


節目節目で、この日の司会として参加していた野中藍が杏子のセリフを朗読し、良い効果を出すと同時に他の公演の司会がどうだったか想像させてくれました。


後篇に入ると曲調も緊張感がどんどん増していって、締め付けるような迫力のある曲から終盤の曲「rebirth」「her wings」「ひかりふる」で押し寄せるカタルシスの波に思わず涙腺も緩みます。


クラシックのコンサートみたいな何べんかのアンコールがあって、全てのプログラムが終了。
最高の時間を過ごせて、辛い仕事で濁り気味のソウルジェムも完全漂白です。


もっとも今週また濁りが順調に進行中ですが・・・


指揮者の志村健一さんがMCでおっしゃってましたが、『叛逆』のオーケストラコンサートも年内決定しているらしいです。
しかも浜松有り。


行くつもりで今からテンションを高めて予習に励んでおります。


以上です。

まどか☆マギカオーケストラコンサート@アクトシティ浜松

まどか☆マギカオーケストラコンサートパネル