何故戦争 何故死 何故飢餓…何ヲデスカ。オ前ハ何ヲタメニイル

ノエインでは「近未来の人間が存在の理由を失いそれを求め」、
結果素子による存在の固定化に行き着くという描写があったが、
Pain of Salvationのアルバム"BE"にもそういう部分がある。


このアルバムには、
紀元前1万年に100万人しかいなかった人類は爆発的に増え続け、やがてモラル無き人間達は自分たちを含めた世界を壊し尽くす」
という流れがある。
そして地球上の人口が激減していく過程の12曲目「OMNI」では信じるべきもの、存在の意味を失った人間の祈りが歌詞となる。


We all need something to believe in...


I see us in you, Nauticus
Will you go, travel on
Circling our fragile race
Will you come back to us
with the meaning of All?


重厚なパイプオルガンの音に乗せて歌い上げられるこの章は、実に悲痛である。


ちなみに日記ではノエインから「BE」を思い出したように書いているけども実際には
さっきまでライブDVDの「BE」を見ていてノエインを思い出したというのが正しい。
シリアスな作りで身近な人と共有できるエンターテイメントではないけれど、
興味が出たら是非DVD版をお勧めする。


公式解説の和訳サイト


[引用]
神は自らの起源を理解するために人間の姿にフォーム(浸透)し、
人間は自らの起源を理解するためにコンピュータにフォーム(分解精査)し、
コンピュータは自らの起源を理解するために神にフォーム(役割分担)する


これも何かノエイン近未来のラクリマを想起するところがあるね。